IPDLが終了しました

特許庁が提供する特許電子図書館(IPDL)が、平成27年3月20日に終了しました。

産業財産権に関する5,500万件以上のデータを保持する巨大データベースで、弁理士として業務をする際にはほぼ毎日アクセスしますし、その他企業の方から個人の方まで多くの利用者がいました。

今般、世界的な特許データベースの重要性の増大に鑑みて、機能及びデザインを刷新し、3月23日よりJ-PlatPatという新しい特許情報プラットホーム(データベース)に移行します。「ぷらっと」寄って情報を「ぱっと」見つけられるユーザーフレンドリーなサービス・・・との思いからこのような名称になったようです。ネーミングセンスはともかく、J-PlatPatではUIデザインが一新され、色彩や音などの新しいタイプの商標の検索にも対応します。また初心者向けの検索も改善されるようです。知的財産先進国を目指す日本としては個人や中小企業でも知的財産を身近なものにしてもらおうという流れの一貫でしょう。

我々専門家には論理式での検索が可能になるようで、これは大変ありがたいです。特許事務所では論理式を導き出せるよう所内データベースのアップデート作業が急ぎ必要になると思われます。

残念なのは、今回のアップデートでも公報への固定リンクが提供されないであろうことです。クライアントの皆様から過去の出願情報などをIPDLのURLでいただくことがあるのですが、IPDLでは変動URLしか提供されていなかったため、リンクの共有ができませんでした。結局出願番号や登録番号を提供いただき、それを基に検索し直すか、PDFなどで公報をダウンロードしてそのファイルをやりとりするしかなく、双方で無駄な手間が発生していました。今回のアップデートで固定リンクの提供が期待されたのですが、残念ながら導入されませんでした。

サービスが開始され、詳細がわかりましたらまたご紹介いたします。

【関連リンク】

  1. 特許情報プラットフォームの開始について(特許庁)

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